レザークラフト修復作業
母がお世話になったことから
十数年前に某キリスト教会に寄贈した
「最後の晩餐」と「イエスキリストと子羊」の宗教画(牛革カービング)
その教会が改築するということで修復を頼まれました。
牛革にスーベルカッターでカービングをし、その周りを刻印で叩きます。
陰影を出すため様々な刻印やフィギィアモデラーなども使用します。
その後染色し、カラーラッカー(黒)を使用して真っ黒に塗りつぶしてからシンナーを含んだ布で拭き取ります。
拭き取ると凹んでいるところが濃くなり、輪郭がはっきりしてきます。
このような技法を使って製作した作品です。
これは、「最後の晩餐」ですが、
十数年飾っていただいていたためすっかり色が落ちてしまっています。
「イエスキリストと子羊」
こちらの方は修復作業をはじめています。
2枚とも完全に修復できるには少し時間がかかりそうですが
頑張って修復したいと思います。
修復の経過はまたアップしますね。