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革ジャン、レザージャケットにカビが生えてしまったら
小さいカビが点々としている程度
レザリアンローション(汚れ落とし)を木綿のTシャツの切れ端に付け、こすり取る。
2,3時間おいてミンクオイル(油分補給)を布で付けていく。
1時間後に又、布で空拭きして仕上げる。→きれいになる。
一番オススメしているのは、ムース状の汚れ落としレザークリーンを木綿のTシャツの切れ端に付け、こすり取る。
2,3時間おいてミンクオイルスプレーを1メートル離して軽くスプレーする。
この方法が手をあまり汚さずにカビを取る方法です。
カビが全体に広がっていて、カビ臭さもある場合
上記の方法で毛穴に生えているカビがとれなくても、裏から生えたカビを根こそぎ洗える方法があります。
ネットに入れて洗濯機であらいますが、そんな中でもカビがきつく入っていると思われたなら、その部分にレザーウォッシュと水を少し加えてもみ洗いを施してからネットに入れて洗濯機であらってください。
ウール洗いやドライコースなど、水流がきつくないものをお選びください。
カビよさようなら。→カビの臭いもさようならになります。
フレッシュなレザーウェアーに
なります。
洗った後はバスタオルなどで水気を取り、乾かしてください。
乾く前にミンクオイルをスプレーしてください。
現在の洗剤と水では硬くなったりはしませんが、油分は少し補ってあげた方がいいです。
素敵な革ジャンによみがえります◎
洗濯機で洗うのが心配な方はじゃぶじゃぶバケツとかたらいで洗ってもいいですよ。
革ジャンの洗濯は晴れた日に、時間に余裕のある時に実行しましょう◎
不要なバスタオルで水気をとって、半乾きになってきたら、着用して体に馴染ませて下さい。
ちなみにこれは革グローブでもできることですので、機会があれば是非行ってください。
より自分の体に、手に馴染むものになるはずです。
革ジャンをカビだらけにさせない為に必要な日頃のカビ対策
1年に1回(季節の変わり目で収納する時が最適)
1年に1回でも良いのでお手入れをして、適切な環境下で保管する事が重要です。
理想はタンス、クローゼットに畳んで収納するのではなく、不織布のカバーをした状態でハンガーにかけておくこと。
しかしそれが不可能な方も当然いらっしゃるかと思います。
そういった方は、不織布のカバーでなくとも、お手持ちの衣類でもう着ない綿や麻素材のワイシャツを革ジャンの肩に掛け、タンスやクローゼットの洋服と同様にハンガーで吊るして保管して下さい。(革は毛穴がある為呼吸しています。)
カビはシーズンオフにはお手入れをして保管ください。カビは汚れ+湿度で発生します。
特殊な例をご紹介します
革ジャンを大切にするあまり、間違った保管方法でかえって革にダメージを与えてしまうことがあります。
間違った方法の処理で“カビ”を繁殖させた例がありますので、ご注意くださいませ。
ご主人を大切に思うあまり、革ジャンを大事にして保管していた方のお話で、その方のご相談は「革ジャンを着たいというご主人のために収納していたものを出したところ、 黒いはずの革ジャンが真っ白になっていました。どうしたら良いのでしょうか」といったものでした。
どういう保管をされていましたか?とお聞きすると、
大事なものだからビニール袋に入れてクリアケース(プラスティック)に入れ大事にしまっていたそうです。
次に着用しようと見た時には、上記のようにカビだらけで真っ白になっていたとのことでした。
そこでレザーハウスが提案した応急的な処置は、レザリアンローションを用いた方法です。
レザリアンローションを木綿の布(不要なTシャツや肌着が最適)にたっぷり取り、
白くなっている部分を優しく拭いていきます。
表面上のカビを取り除ぞき切った後は
黒の革ジャンが登場し、奥様は感激されました。
次に 、 表面上のカビを取り除いたあとは、ミンクオイルスプレーで油分を補います。
目視で分かる限り、全て拭きとっていくことで、表面上は元通りになりますが、
裏生地へのカビや、カビ独特の臭いを完全に取り去ることはできていません。
カビを根こそぎ取るには、専用の洗剤で洗うなどの処置が必要となってきます。
それでは、この方が行った「大切にするあまり、やってしまったこと」を振り返り、何がいけなかったのかをご説明させて頂きましょう。
ひとつめの良くなかった点は、ビニールに入れた革ジャンをプラスティックのケースに入れて保管したこと。
二つ目に革のお手入れをしないで仕舞ってしまったことです。
これは皮肉なことに、この奥さんが几帳面だったために起きてしまったことです。
ずぼらな奥さんでそこらあたりにかけっぱなしにしていたら、カビはこんな
真っ白になることはなかったことでしょう。
だからと言って、「放っておけばいいのか」という訳ではありません。
通気性のある場所が望ましい、ということです。
革にはビニールが大敵です。クリーニング店からかえってきた時のようにビニールに入れておくのはNG!
クローゼットやタンスにしまう時は他のクリーニングしてきたビニールの間には入れないでください。
カビが繁殖します。
高いお金を出してクリーニングに出した革ジャンも、
ビニールに入れたままではカビがはえてきてしまいます。
ので気を付けてくださいね。
※レザーハウスでは革製品をビニールで包んでお渡しはしておりません。
綺麗な時は問題ありませんがビニールでお渡しするとそれをかけて保管したり入れておくことが良いように錯覚してしまうからです。
革は、せめて1年1回のお手入れが必要です。
革ジャン…特に黒い革のものは、お手入れしなくても汚く見えないということもあり、お手入れをあまりしていない方が多いです。
中には、5年間お手入れをしてなくても「汚れていないから」という一言で片づけてしまう方が多くおられます。
※マチガイーそういった方の多くがミンクオイルのみを使用すればいいと考えていらっしゃるのです。
これだけの処理では間違いです。
暑い季節にそういった革ジャンを着た方の傍に寄ると、タバコ、汗や汚れ、オイルなどの臭いが混ざった独特の臭いが体を包んでいます。
ご自身は気にならなくなっていますが、他人はクサイ!という表現こそしませんが、顔をしかめているのを何度もみます。
すぐ、お手入れしませんか?今でしょう!!
☆ カビを取り除き、革ジャンを綺麗にし、永く、自分なりの革ジャンに育てていきましょう。☆